【特集コラム】日本で一般的な「有機JAS」とは?

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日本で一般的な「有機JAS」とは?

現在、日本のオーガニック商品につけられている「有機JASマーク」には、3つのカテゴリーがあります。

  • 有機農産物
  • 有機加工食品
  • 有機畜産物

この有機JASマークがついているものだけが、「有機」や「オーガニック」と表示してよいことになっています。有機JASマークなしでは、オーガニックや有機と表示することはできません。

この認証マークは簡単に誰もがつけられるものではありません。農林水産省の基準を満たす必要があり、認可を受けた事業者(認定事業者)だけが貼付することができます。

有機JASマークはオーガニック認証マーク

日本の「有機JASマーク」の規定では、禁止された農薬や化学肥料は一切使用してはいけません。肥料は天然物質または化学的処理を施していないたい肥は使用可能です。一方で、害虫・病気・雑草の被害が大きくなる場合は、認められた農薬の使用はOKとされています。

その他、遺伝子組み換え技術は使用禁止だったり、種まきまたは植え付け前の2年以上(果物やハーブなどの多年生は3年以上)土作りをした田畑で生産するという決まりがあったりします。

国によって異なる認証マーク

世界には様々なオーガニック認証がありますが、無農薬・無化学肥料・非遺伝子組み換え作物・化学合成添加物不使用というのが規格の基本です。日本の有機JASはアメリカやカナダ、EU諸国の基準と同等とされていますが、一部の農薬のしようが認められていたりと、規格の内容の詳細や厳しさは各認証によって異なります。

「オーガニック」の意味とは?

世界の「オーガニック認証」