現代人はサルベストロール不足

100年前の10分の1に減少!

現代人の「サルベストロール」の摂取量は、100年前と比べると10分の1になっていると言われています。

サルベストロール摂取量が減っている理由は、農薬栽培の普及だけでなくいくつかの理由があります。

①「農薬栽培」

農薬栽培は防カビ剤や殺虫剤などが使われると植物が真菌細菌からの刺激を受けなくなり、サルベストロールを作る環境がなくなります。

②「品種改良」

サルベストロールは苦味のある物質ですが、現代人は昔に比べ苦味のある食物を嫌う傾向があります。そのため品種改良によって苦味の少ない食物が増えました。結果として人々の摂取するサルベストロールの量が減ります。

③「調理・加工」

サルベストロールは熱に強い物質ですが、水溶性のものが多く煮たり茹でたりすると流れ出てしまいます。サルベストロールは皮や根、中果皮や種に多く含まれているため調理や加工の際に捨てられる事が多くなります。

④「収穫時期の早期化」

サルベストロールは完熟する際に一番菌がつきやすいため、完熟前にたくさん生成されます。しかし、輸入食材が多くなるにつれ、完熟する前に収穫されてしまい、サルベストロールが少ない、またはできる前に収穫されてしまっているのが現状です。

これらの原因により十分なサルベストロールを食事から摂ることは現代においてとても難しくなっています。

特に日本人は不足?農薬大国日本

国産だから安心?

日頃「日本の食材だから安全!」と思って国産の農作物を選んでいるという人も多いのではないでしょうか。品質管理などにおいては日本は世界トップクラス。しかしその一方で、日本が農薬大国であることはあまり注目されていません。

OECDに加盟している先進国のうち、日本は韓国に次いで2位の農薬使用量(面積当たり)。2008年までは1位でした。その量はOECD平均の実に17倍!

日本のスーパーで購入できる野菜・果実等々の多くは農薬まみれ・・・

近年、日本のオーガニック市場も年々拡大しつつありますが、お手軽に購入できるほどまでは至っていないのが現状です。

農薬はサルベストロールの阻害物質なので、サルベストロールが豊富な作物が育たないだけでなく、体内に入ったサルベストロールの効果を下げてしまいます。

全てをオーガニックに変えることは難しくても、残留農薬を除去から初めてみましょう!