ホーム > ドクターインタビュー > 【柳澤先生インタビューVol.2】
今回は「サルベストロール」の日本導入にご尽力された柳澤厚生先生に、サルベストロールを知ったきっかけや導入しようと思った理由などをインタビューしました。
サルベストロールを導入したきっかけ
インタビューに答えてくれた
柳澤厚生先生
国際オーソモレキュラー医学会会長/日本オーソモレキュラー医学会代表理事/スピッククリニック名誉院長 他。マイヤーズカクテル、グルタチオン点滴、高濃度ビタミンC療法などを日本に導入した第一人者。著書も多数。
サルベストロールを知ったきっかけを教えてください
私がサルベストロールを初めて知ったのは2014年にバンクーバーで開催された国際オーソモレキュラー医学会でした。米国ニューヨーク市のシャクターセンター所長であるマイケル・シャクター先生が「植物由来物質サルベストロールによるガン治療」というテーマで発表したのです。
新しいメカニズムのガン治療、体に優しい自然の成分、という点がとても気になりました。なによりもシャクター先生は私の信頼できる友人で、とても優秀な臨床家です。その彼が奨めるのだから、間違いないと思いました。
なぜ日本にサルベストロールを取り入れようと思ったのですか
帰国してからサルベストロールについて調べてみました。すると、ダン・バーグ先生を始め、専門家による数々の論文に出合いました。
論文を詳しく読んでいるうちに、これまで自分がガンになったら高濃度ビタミンC点滴療法(IVC)をするだろうと決めていたところ、さらに「サルベストロールも飲もう」とまで確信したわけです。
最初はカナダからサルベストロールを個人輸入で入手し、自分のクリニックでガン患者さんに使い始めました。最初の患者さんからとても良い感触でした。
こうなると自分が主催する点滴療法研究会の会員の先生にも薦めたくなったのです。そこで本格的に日本に導入するために、製造元のニュージーランドの会社と交渉を始め、2年以上を経て日本へ輸入できるようにしました。それだけに私はサルベストロールへの思い入れが強く、これから日本のガン治療の補助療法の1つとしてどう広がっていくかとても楽しみです。
点滴療法とサルベストロールの併用についてはどう考えますか
オーストラリア・ニュージーランドでは高濃度ビタミンC点滴とサルベストロールを併用しているドクターが多数います。彼らの共通認識としては「良い」印象です。相性が良いんですね。これは作用点が違うからです。サルベストロールはCYP1B1を介してガンを殺し、高濃度ビタミンC点滴は過酸化水素によってガンを攻撃します。この2つは互いの作用を邪魔しないので、組み合わせて行うほうが効果的です。
私のクリニックでは新規の患者さんにも、高濃度ビタミンC点滴とサルベストロールの併用をオススメしております。併用した患者さんはみな、表情が明るくなり、点滴だけではみられなかった効果を実感されていますよ。
柳澤先生の患者さんの症例・予後を教えてください
いくつかのケースで明らかに改善している患者さんがいらっしゃいます。
例えば2016年2月、高濃度ビタミンC点滴だけ続けていた末期の乳がんの患者さんは、次の桜はみられないと宣言されていました。そこでサルベストロールを1日3カプセル飲み始めたところ、半年後も元気に笑顔で通院できるほどになりました。
また、例えば子宮頸ガンなどはガンになる前の段階(前ガン病変)で、すでにCYP1B1が発現しています。通常は前ガン病変だともう少し様子を見ようとなる場合もありますが、この段階でサルベストロールを使うことで、ガンの予防にも効果があります。
オーストラリアの国際学会では、ニュージーランドとオーストラリアから、サルベストロールでガンが完治した・著効したケースの報告もあります。
海外では実際にサルベストロールでガンが完治した例もあるのですね。日本では現在ひろがりつつあるサルベストロールの可能性、まだまだ注目していきたいところです。
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